ThinkPad 535E

有名な「大人の翼」というキャッチコピーとともに、大ヒットとなった535シリーズ。
535EはMMX150MHzのCPU、メインメモリの最大容量が72MBへとパワーアップされているのが特徴です。
535Eの次のモデル、535XではCPUがMMX200MHzに、メモリも最大96MB(カタログ上)、ビデオチップも
NeoMagicに変更、さらにUSBを装備と大きく変更されています。
535EはCPUと最大メモリ容量以外は初代535に近いです。

私にとっては、私物として購入した初めてのThinkPadでもあります。

筐体はまさに弁当箱という感じで、小さいけれど厚みがあります。
その後登場した240シリーズあたりと比べると、無骨なデザインです。
しかし、その弁当箱的なスタイルが良いと思っています。

キーボードはよくできていて、B5サイズだからといって打ち難いということもなく、むしろ打ち易いキーボードです。
同世代では560シリーズの方がよくできたキーボードであると思いますが、535シリーズもかなり良いキーボードだと思います。

メモリは現在では入手が難しいEDOです。最大容量は72MBです。

液晶は10.4インチのSVGAですが、535シリーズの各モデル間で互換性があるようで、上半身そっくり
交換が可能です。もちろん分解できるくらいのスキルは必要になります。

535Eにはファンが内蔵されていて、これが動き出すと少々煩いです。これは数少ない欠点の一つかも。

535E、535Xともにクロックアップ改造の情報が先人によってネット上で公開されています。
今から535シリーズを入手する人も少ないでしょうが、興味がある人は覗いてみると良いでしょう。

写真ではわかり難いですが、この535Eはかなりボロボロになるまで使いました。
あちこち持ち歩き、コーヒーを零しそうになったり、挙句の果てに机の上から落っことしたりしたことも。
私にとって最初のThinkPadでもあり、思い入れ深い機種です。

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ThinkPad 535E