ThinkPad A30p

バックライト交換の備忘録

A30pのバックライト交換作業を行いました。
型番は2653-66J、UXGAフレックスビュー液晶のモデルです。


元々ジャンクとして入手したA30pですが、最初からバックライト切れの症状が出ていました。ほとんど真っ暗だけれど、よく見るとうっすらと画面が表示されているというものです。インバーターやケーブル破損の可能性も否定できませんが、バックライトが一番可能性が高いかなと判断して、作業を進めることにしました。

まずは上半身と下半身の分離作業です。
A30/A31系の分解は初めてだったため、一応PDFのマニュアルをダウンロードして、それを見ながら進めました。要は液晶部分を取り外せればよいわけですから、必要と思われるところのみばらしました。キーボードとキーボードベゼルを取り外したらあとわずかという感じです。

 

上半身と下半身を分離したら、今度は上半身部分を分解していきます。
液晶のカバーを外すために、まずは螺子をすべて外し、慎重に枠部分を外していきます。枠部分を外すとインバーターが見えてくるので、こちらも慎重に外し、インバーターにつながっているケーブルも外します。

ここまでくると液晶パネルを取り出せる状態になっているはずなので、液晶パネルを取り出します。液晶の裏にケーブルがつながっていますが、これも慎重に外します。さらに液晶パネルの金属枠も外します。

A30pの場合、バックライトは液晶の下部にあります。両サイドにゴムブーツがあるので、これを外してバックライトを取り出します。
今回は古いバックライトが破損していました。もしかしたら取り外すときに私自身が割ってしまったのかもしれませんが、どうもそうでもないような気もします。

 

 

写真は取り出した古いバックライトです。
写真ではわかり難いですが、両端が黒くこげたようになってます。
これでは点灯しないだろうなあ〜という状態です。

ここで原因の切り分けを行うため、新しいバックライトをインバータへつなぐケーブルにはんだして、点灯するかどうか確かめてみました。
結果、無事点灯。やはりバックライトそのものが原因だったようです。

今回使用する新しいバックライト(冷陰極管)は、通販で購入しました。2本で1700円といういわゆる安物?です。サイズは311mm。
できればもっと良いものを使ったほうがよさそうですが、コストパフォーマンス重視ということで。

 

 

バックライトにリード線をはんだして元の入っていた場所へ慎重に挿し込みます。
バックライトへのはんだ作業は、初心者の方でもできそうな作業です。
ただバックライトは非常にデリケートなつくりで、小さな衝撃でも割れてしまったりするので、注意が必要です。
ここまできたら、後は元通り組み立てるだけです。

バックライト交換作業は本当に久しぶりだったので、ちょっと気を使いました。やっぱり疲れますね。

   

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