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ThinkPad T40

 

T40は2003年にT30の後継機として登場しました。
14インチの液晶は下位モデルはXGA、上位モデルではSXGA+まで対応。
CPUはPentiumMを採用、チップセットは855PM.。
ビデオチップは下位モデルではMOBILITY RADEONまたはMOBILITY RADEON7500、上位モデルではRADEON9000。
USB2.0にも対応しています。

T40は当時のIBMが相当に力を入れて作ったようで、ノートPCのメルセデス・ベンツを目指したなんて話もありました。
薄い筐体はどこかスタイリッシュで、独特のかっこ良さがあります。
キーボードも悪くないですが、古いThinkPadと比べると、キーストロークが浅くなったような印象があります。これは気のせいかもしれませんが。

メモリスロットは二つありますが、一つはキーボードを外して増設します。

ウルトラベイは規格が変わり、ウルトラベイスリムになりました。
ウルトラベイ2000のものは使えません。

中古やジャンクでT40シリーズを購入する場合、注意すべき点があります。
T40シリーズには、通電するがBIOSが起動しないといった、ビデオチップが原因の有名なトラブルがあります。
一見するとバックライト切れのような症状ですが、バックライト切れと違って、液晶をよく見ても、うっすらと表示されるということもありません。
筐体に大きな圧力やゆがみが生じるような持ち運び方をしていると、そういった症状が発生し易くなるようです。
T40だけでなく、T41やT42、T43でも発生するようなので、持病のようなものです。
キーボードのウルトラナビ付近を押しながら電源を入れると正常にBIOSが表示されるといった場合は、この症状で間違いないでしょう。

私の場合はT40ではその症状は出ていませんが、T41でその症状が出ました。T40は同じ場所からほとんど移動させずに使っているのが良いのかもしれません。

海外のサイトやYoutubeなどではビデオチップのリフローで直るという投稿も見かけましたが、失敗例も多いようで、それなりのスキルが必要なようです。
ネットオークションなどでT40シリーズを探している人は、液晶が映らないT40を見かけたら、この症状を疑ったほうがよいかもしれないですね。

他には、一度だけ起動時にFan errorのメッセージが出るようになったことがありましたが、ファンの掃除をしたところ、
メッセージは出なくなりました。

私の家では、メインノートとして、目下のところ一番長く使っているThinkPadです。
CPUを1.3GHzから1.6GHzに交換、メモリの増設、HDDとキーボードをそれぞれ一回ずつ交換しています。
スペック的にはかなり古くなってしまいましたが、まだまだ活躍してくれそうです。

   

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