ThinkPad X22

ThinkPadの中でもモバイルノートと位置付けられるXシリーズのX22です。

CPUはMobile Pentium3-Mで、X21までのPen3と違い、デスクトップPCでいうところのTualatinコアが採用されたCPUです。ビデオチップはMobility RADEONを採用して発売当初は最強のモバイルノートといわれたりもしました。

このX22もなんとなく購入したものの、あまり使わずにいたんですが、メインノートとして使っていた600Eのキーボードの調子が悪くなり、600Eの代打としてメインノートになりました。600Eはとても気に入っていたのですが、CPUやグラフィックの遅さが気になってきてはいましたし、X22をろくに使わないのももったいない・・・ということで交替となりました。

 

 

 

 

キーボードについて。キータッチは600シリーズから比べると、結構違和感がありました。しかしこれも悪い感触でもなかったので、慣れてくるうちに違和感なく使えるようになりました。同時期のAシリーズやTシリーズのキータッチと比べると、こちらのほうが私には良いかなと思います。

同時期のA20シリーズやT20シリーズではパームレストのピーチスキン塗装は廃止されてしまいましたが、X20シリーズではパームレストもピーチスキン塗装です。

 

 

 

 

 

パラレルやシリアルといったいわゆるレガシーポートを無くしてしまったのもX20シリーズの特徴ですが、USBコネクタは2つ装備しています。このUSBコネクタに外付けHDDを接続してみたところ、認識しなかったことがありました。どうやらUSBからの給電が弱いらしく、外付けHDDに関しては、電源を他からとるタイプを選んだほうが良さそうです。ちなみにUSBは1.1です。

 

 

 

 

 

CPUは基板に直付けなので、基本的にはアップグレード等はできません。チップセットは830MPです。

増設メモリのスロットは1つ。ここに512MBのメモリを載せれば最大となります。メモリはPC133です。私も試してみましたが、PC100やPC66のメモリは使えません。

ビデオチップにはRADEONを採用しています。一応3Dゲームもいけますが、VRAMも8MBしかありませんし、さすがに最近の3Dゲームは厳しいです。

スピーカーは付いている場所のせいもあると思いますが、あまり良くありません。音はこもったような感じに聞こえ、音楽の再生等には向いていないでしょう。音楽を聴く時はヘッドホンを使うと良い感じです。

バッテリーは設定にもよりますが、新品なら4時間近くもったような気がしますが、ちょっと記憶が定かではありません。

その他珍しい点としては、CFのスロットやIEEE1394のコネクタを標準装備しています。

職場や学校等に持ち運ぶ必要があり、あれもこれも1台で済ませたい、そういった人にはぴったりかもしれません。

   

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